注: (RSA NetWitness Endpointのお客様への注意)Endpoint Hybridは11.3.0.0以降のリリースではサポートされません。
11.2.x.xでEndpoint Hybridホストを導入し、11.3.x.xまたは11.4.0.xでEndpoint Log Hybridホストをインストールしなかった場合は、11.4.1でEndpoint Log Hybridホストをインストールする必要があります。11.4のEndpoint Log Hybridをインストールする方法については、『RSA NetWitness Platform 物理ホスト インストール ガイド』または『RSA NetWitness Platform 仮想ホスト インストール ガイド』を参照してください。
注: プライマリNW Server(Respond Serverサービスを含む)をアップグレードした後、プライマリESAホストを11.4.1にアップグレードするまで、Respond Serverサービスは再有効化されません。Respondのアップグレード後のタスクは、Respond Serverサービスがアップグレードされ、有効な状態になってから実行する必要があります。
注: SDカードを使用するS4Sデバイスを使用している場合は、SSHを使用してNW Serverに接続し、アップグレード プロセスを開始する前に次のコマンドを実行します。
manage-stig-controls --disable-control-groups 7 --host-id <node uuid>
注: ホストをアップグレードする前に、各ホストの時刻がNetWitness Server上の時刻と同期していることを確認します。
時刻を同期するには、次のいずれかを実行します。
- NTPサーバを構成します。詳細については、『システム構成ガイド』の「NTPサーバの構成」を参照してください。
- 各ホストで次のコマンドを実行します。
1.SSHを使用してNWホストに接続します。
2.次のコマンドを実行します。
systemctl stop ntpd
ntpdate nw-node-zero
systemctl start ntpd
インターネット接続の有無に応じて、次のアップグレード方式のいずれかを選択します。アップグレード方式は、RSAが推奨する順に記載されています。
- インターネット接続時のユーザ インタフェース方式
- インターネット非接続時のユーザ インタフェース方式(11.3.1以降からのアップグレードで使用可能)
- インターネット非接続時のコマンド ライン インタフェース(CLI)方式
どの方式でホストをアップグレードするかに関係なく、以下のルールが適用されます。
- 最初にNW Serverホストをアップグレードする必要があります。
- 既存のホストのバージョンと互換性のあるバージョンのみ適用できます。
インターネット接続時のユーザ インタフェース方式
この方式は、NW ServerホストがLiveサービスに接続されており、パッケージを入手できる場合に使用できます。
前提条件
以下の項目を確認します。
- [管理]>[システム]>[更新]で、[新しい更新の情報を毎日自動的にダウンロード]チェックボックスがオンになっていることを確認します。
- [管理]>[ホスト]>[更新]>[更新の確認]を実行し、更新の有無を確認します。[ホスト]ビューのステータスに[更新あり]が表示されることを確認します。
- [更新のバージョン]列に11.4.1.0が表示されることを確認します。
手順
- [管理]>[ホスト]に移動します。
- NW Server(nw-server)ホストを選択します。
-
最新の更新をチェックします。
- 選択したホストの更新バージョンがローカル更新リポジトリにある場合は、[ステータス]列に[更新あり ]と表示されます。
-
[更新のバージョン]列で[11.4.1.0]を選択します。次のガイドラインに従ってください。
- ツールバーの[更新]>[ホストの更新]をクリックします。
- [更新を開始]をクリックします。
- [ホストの再起動]をクリックします。
- 他のホストについても、ステップ6~8を繰り返します。
注: NW Serverホストを更新して再起動した後でのみ、複数のホストを選択して同時にアップグレードすることができます。すべてのESA、エンドポイント、Malware Analysisホストを、NW Serverホストと同じバージョンにアップグレードする必要があります。
インターネット非接続時のユーザ インタフェース方式
注意: オフラインのユーザ インタフェース方式を使用できるのは、ホストを11.3.1.0、11.3.1.1、11.3.2.0、11.3.2.1から11.4.1.0にアップグレードする場合だけです。それよりも前のバージョンのホストをアップグレードする場合は、インターネット非接続時のコマンド ライン インタフェース(CLI)方式を使用する必要があります。「タスク2:ステージング領域から各ホストに更新を適用する」のステップ5を完了した後で、「11.3.1.0、11.3.1.1、11.3.2.0、11.3.2.1からのアップグレード」に進みます。
注意: オフライン ユーザ インタフェース方式を使用して11.4.0.0または11.4.0.1から11.4.1.0にホストをアップグレードする場合、「タスク2:ステージング領域から各ホストに更新を適用する」のステップ5で、アップグレードが失敗し、「ダウンロード エラー」というメッセージが表示されます。このメッセージが表示されても、「11.4.0.0または11.4.0.1から11.4.1.0へのアップグレード」の手順に進み、アップグレードを正常に完了することができます。
タスク1:ステージング フォルダ(/var/lib/netwitness/common/update-stage/)にバージョン更新を配置
- RSA Link(https://community.rsa.com/)にアクセスし、[Downloads]>[NetWitness Platform]>[Version 11.4]を選択して、更新パッケージをローカル ディレクトリにダウンロードします。
- 11.2.x.xまたは11.3.x.xからアップグレードする場合は、netwitness-11.4.0.0.zipとnetwitness-11.4.1.0.zipをダウンロードします。
- 11.4.x.xからアップグレードする場合は、netwitness-11.4.1.0.zipをダウンロードします。
- SSHでNW Serverホストに接続します。
- netwitness-11.4.1.0.zip(11.2.x.xまたは11.3.x.xからアップグレードする場合はnetwitness-11.4.0.0.zipも)をローカル ディレクトリから/var/lib/netwitness/common/update-stage/ステージング フォルダにコピーします。
例えば、次のようなコマンドを実行します。
sudo cp /tmp/netwitness-11.4.1.0.zip /var/lib/netwitness/common/update-stage/注: NetWitness Platformによってファイルは自動的に解凍されます。
タスク2:ステージング領域から各ホストに更新を適用する
注意: NW Server以外のホストをアップグレードする前に、NW Serverホストをアップグレードしておく必要があります。
- NetWitness Platformにログインします。
- [管理]>[ホスト]に移動します。
-
更新を確認し、更新パッケージのコピー、検証、および初期化の準備が完了するまで待ちます。
次の条件を満足すると、「更新パッケージを初期化する準備ができました」と表示されます。
- NetWitness Platformが更新パッケージにアクセスできる。
- パッケージが完全でエラーがない。
エラーのトラブルシューティング方法については、「インストールと更新のトラブルシューティング」を参照してください(たとえば、「バージョン<version-number>の導入エラー」と「次の更新 パッケージが見つかりません」が[RSA NetWitness Platformの更新パッケージの初期化]ダイアログに表示される場合があります)。
-
[更新の初期化]をクリックします。
大きなファイルを解凍する必要があるため、パッケージの初期化には時間がかかります。
初期化が成功し、[ステータス]列に[更新あり]が表示されたら、残りの手順を実行してホストのアップグレードを完了します。 -
ツールバーの[更新]>[ホストの更新]をクリックします。
11.3.1.0、11.3.1.1、11.3.2.0、11.3.2.1からのアップグレード
手順5で[ホストの更新]をクリックした後、次の手順を実行します。
- [更新あり]ダイアログの[更新を開始]をクリックします。
ホストのアップグレードが完了すると、ホストの再起動を求めるメッセージが表示されます。 - ツールバーの[ホストの再起動]をクリックします。
11.4.0.0または11.4.0.1から11.4.1.0へのアップグレード
手順5で[ホストの更新]をクリックした後、「ダウンロード エラー」メッセージが表示され、アップグレードは失敗します。次の手順に従って、アップグレードを正常に完了できます。
-
コマンド ライン インタフェース(CLI)で次の手順を実行します。
-
SSHでNW Serverに接続します。
- 次のコマンドを実行します。
upgrade-cli-client –-upgrade --host-addr <IP of Netwitness Server> --version 11.4.1.0
-
- NW Serverが正常に更新されたら、NetWitness Platformのユーザ インタフェースにログインし、[管理]>[ホスト]に移動します。ホストの再起動を求めるプロンプトが表示されます。
-
ツールバーの[ホストの再起動]をクリックします。
その他すべてのホストは、ユーザ インタフェースから直接アップグレードできます。
- [更新あり]ダイアログの[更新を開始]をクリックします。
ホストのアップグレードが完了すると、ホストの再起動を求めるメッセージが表示されます。 - ツールバーの[ホストの再起動]をクリックします。