BrokerまたはConcentratorの[サービス]の[構成]ビューにある[全般]タブは、基本的なサービスの構成、サービス集計の構成、BrokerまたはConcentratorと集計対象のサービスの間の集計プロセスの構成を管理するために役立ちます。
サービス集計(集計の対象となるデータが格納されるサービス)の構成では、以下の操作を実行できます。
- 集計の対象となるサービスとして、ConcentratorおよびBrokerに追加、編集、削除
- 集計の対象となるサービスのオンラインとオフラインの切り替え
- サービス集計の統計の監視
- 集計の開始と停止
集計プロセスの構成には以下の設定があります。
- 集計の自動開始
- 一度に集計するセッション数や集計の実行間隔といった、スケジュールおよびパフォーマンスに関するパラメータ
- 応答のない集計対象サービスに対して集計の再開や再接続、オフライン化を試行するタイミング
実行したいことは何ですか?
関連トピック
[全般]タブ
これは、Concentratorの[全般]タブの例です。
![Concentratorの[全般]タブ Concentratorの[全般]タブ](https://community.rsa.com/servlet/JiveServlet/downloadImage/102-88807-2-427204/770-350/ServicesConfigView1_GeneraltabConcentrator.png)
これは、Brokerの[全般]タブの例です。
![Brokerの[全般]タブ Brokerの[全般]タブ](https://community.rsa.com/servlet/JiveServlet/downloadImage/102-88807-2-427191/770-362/ServicesConfigView1_GeneraltabBroker.png)
これらは、BrokerおよびConcentratorのための[全般]タブの3つの主要なセクションです。
[サービスの集計]セクション
[サービスの集計]セクションは、集計の開始と停止、および集計の対象となるサービスの追加、編集、削除、オン/オフを行う方法を提供します。これは、Concentratorの[サービスの集計]セクションの例です。
![[サービスの集計]セクション [サービスの集計]セクション](https://community.rsa.com/servlet/JiveServlet/downloadImage/102-88807-2-427176/770-184/ServicesConfigView1_AggregateConcentrator.png)
[サービスの集計]セクションのツールバーはこれらのオプションを提供します。
オプション | 説明 |
---|
| ダイアログが開き、Concentrator、Decoder、Log Decoderを集計対象のサービスとして追加できます。 |
| 選択したサービスを、集計対象から削除します。 |
![[編集]ボタン](https://community.rsa.com/servlet/JiveServlet/downloadImage/102-88807-2-427214/ic-edit_21x19.png) | Concentratorの場合にのみ、ダイアログが開き、Concentratorの[メタ フィールド]と[フィルタ]を編集できます。 |
| BrokerまたはConcentratorと通信できるように、選択した集計対象サービスの管理者の認証情報を入力できます。 |
| 集計が停止しているか開始されていない場合、リストにあるオンライン状態のサービスで、サービスで定義したルールに従ってデータの集計を開始します。 |
| BrokerまたはConcentratorで集計を実行中の場合、集計を停止します。すべてのサービスの集計を停止して、インデックスをフラッシュするため、完了までに数分かかる場合があります。各種の管理タスクを実行するには、サービスの集計を停止する必要があります。 |
| サービスの状態をオフラインからオンライン(またはその逆)に切り換えます。オンライン状態のサービスからのみデータを集計できます。 |
[サービスの集計]セクションのリストには次の列があります。
アドレス | サービスのアドレスをリストします。 |
ポート | サービスがリッスンするポートをリストします。デフォルトのポートは次のとおりです。- 50001(Log Collector用)
- 50002(Log Decoder用)
- 50003(Broker用)
- 50004(Decoder用)
- 50005(Concentrator用)
- その他のサービスでは50007が使用されます
|
レート | データベースに毎秒書き込まれるメタデータ オブジェクトの数をリストします。値は、短時間(10秒)の移動平均です。収集が停止した後、レートは0にリセットされます。 |
最大 | 収集の開始後、データベースに毎秒書き込まれたメタデータ オブジェクトの最大数をリストします。値は、短時間(10秒)の移動平均です。収集の停止後、[最大]列には収集時の最大数が引き続き表示されます。 |
未処理 | 集計が必要なサービス上のセッション数をリストします。 |
コレクション | Brokerでのみ、Archiver Workbenchサービスを[サービスの集計]セクションに追加したときに選択したコレクションを示します。 |
メタ フィールド | Concentratorでのみ、集計対象のサービスが提供するメタデータのタイプをリストします。 |
フィルタ | Concentratorでのみ、集計対象のサービスが提供するメタデータに適用されるフィルタをリストします。 |
メタを含む | Concentratorでのみ、集計対象のサービスが提供するメタデータのタイプの数をリストします。 |
グループ化 | グループ集計を行っているかどうかを示します。 |
ステータス | サービスの現在のステータスをリストします。- online(オンライン) = BrokerまたはConcentratorでデータが利用可能
- offline(オフライン) = BrokerまたはConcentratorでデータが利用可能ではない
- consuming(集計中) = BrokerまたはConcentratorでデータを集計中
|
[システム構成]セクション
[システム構成]セクションでは、サービスの構成を管理します。サービスが最初に追加されたときには、デフォルト値が設定されています。これらの値を編集して、パフォーマンスを調整できます。
![[システム構成]セクション [システム構成]セクション](https://community.rsa.com/servlet/JiveServlet/downloadImage/102-88807-2-427181/770-228/ServicesConfigView1_SystemConfig.png)
[システム構成]セクションには、以下のパラメータがあります。
圧縮 | 転送時にデータの圧縮が行われる最小バイト数。0に設定すると、圧縮が無効になります。デフォルト値は0です。 値を変更すると、それ以降のすべての接続に即座に反映されます。 |
ポート | サービスがリッスンするポート。デフォルトのポートは次のとおりです。- 50001(Log Collector用)
- 50002(Log Decoder用)
- 50003(Broker用)
- 50004(Decoder用)
- 50005(Concentrator用)
- その他のサービスでは50007が使用されます
|
SSL FIPSモード | SSL設定を有効にすると、暗号化とSSL証明書による認証によってデータ転送のセキュリティが実装されます。デフォルト値はoffです。 |
SSLポート | SSLポートを示します。 |
統計情報の更新間隔 | システムで統計情報を更新する間隔(ミリ秒)。数字を低く設定すると更新がより頻繁になりますが、他のプロセスのパフォーマンスが低下する可能性があります。デフォルト値は1000です。 値の変更は即座に反映されます。 |
スレッド | 着信リクエストを処理するスレッド プール内のスレッド数。0に設定すると、システムが値を設定します。デフォルト値は15です。変更はサービスの再起動後に有効になります。 |
[Aggregation Settings]セクション
[Aggregation Settings]セクションは、集計プロセスのさまざまな動作を制御する構成設定を提供します。[適用]をクリックすると、変更が保存されます。ただし、すべての設定がすぐに有効になるわけではありません。[集計の設定]および[サービスのハートビート]の各セクションで詳細項目を設定します。
注意:開発者またはカスタマー サポート チームによる指示がない限り、これらの設定は変更しないでください。これらの設定を編集する前に、ご不明な点はカスタマー サポートまでお問い合わせください。
Aggregation Settings
Aggregate Autostart | BrokerまたはConcentratorを起動するたびに集計を自動開始するかどうかのオプション。オンの場合は有効で、オフの場合は無効です。この変更はすぐに反映されます。 |
Aggregate Hours | ConcentratorまたはBrokerが、各サービスの集計の開始時に、どれだけ前の時間の時点から集計を行うかを示す時間。この変更はすぐに反映されます。- この値が0に設定された場合、どれだけ時間がたっていても、各サービスの集計は前回の集計を終えた場所から始まります。
- この値が正の整数に設定された場合、ConcentratorまたはBrokerは、その時間数だけさかのぼったセッションから集計を開始します。
たとえば、サービスが集計した最後のセッションが、10時間前のデータであった場合、この値の設定により結果は次のようになります。- 設定値が12の場合、ConcentratorまたはBrokerは前回の集計を終えた場所から集計を始めます。
- 設定値が4の場合、ConcentratorまたはBrokerは10時間前から5時間前までのすべてのセッションを飛ばし、4時間前に始まったセッションから集計を始めます。
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Aggregate Interval | 集計のラウンド間の時間(ミリ秒)です。BrokerまたはConcentratorが管理するすべてのサービスは、セッションやメタデータの集計をリクエストします。BrokerまたはConcentratorが前回のデータのラウンドをまだ集計している場合、それが終わるまで追加のリクエストはできません。変更は即座に有効になります。 |
Aggregate Max Sessions | BrokerまたはConcentratorが、特定のデータ集計ラウンドでリクエストできる最大セッション数です。変更は再起動後に有効になります。 |
Service Heartbeat
集計対象のサービスと通信する際、BrokerとConcentratorはサービスのハートビートを監視します。これらのパラメータは、エラーが発生した後、サービスに再接続する最初の試行、次の試行、接続が失敗した場合にサービスをオフラインにするタイミングを指定します。
Heartbeat Error Restart | サービス集計でハートビート エラーが検出された後、サービスの再接続を試みるまでにBrokerまたはConcentratorが待機する秒数を指定します。 |
Heartbeat Next Attempt | サービス集計への再接続の試みが失敗した後、サービスの再接続を再度試みるまでに、BrokerまたはConcentratorが待機する秒数を指定します。変更は即座に有効になります。 |
Heartbeat No Response | 応答しないサービスへの再接続に失敗した後、応答しないサービスをオフラインにするまでに、BrokerまたはConcentratorが待機する秒数を指定します。変更は即座に有効になります。 |
[全般]タブでパラメータを編集した場合、[適用]をクリックして変更を保存する必要があります。