SOC(Security Operations)のロールに応じたデフォルトのビューを設定しておくと、NetWitness Suiteにログインした後、アプリケーションの移動を簡単にすることができます。デフォルト ビュー(ホーム ページとも呼ばれる)は、ユーザ環境設定で設定します。
次の図は、主なNetWitness Suiteビューを示しています。
- 対応:このビューは、インシデント対応者が使用します。インシデントとアラートのリストを表示し、対応するインシデントを選別することができます。このビューは、従来の10.6の[インシデント管理]ビューに相当します。また、[対応]>[アラート]ビューは10.6 ESAの[アラート]>[サマリ]ビューを置換します。
[対応]ビューは、デフォルトの開始ビューです。[対応]ビューを表示する権限がない場合のデフォルト ビューは[監視]ビューになります。 - 調査:このビューは、高度な脅威の調査と探索を行う脅威ハンターが使用します。
- 監視:このビューはすべてのユーザが使用します。以前のバージョンのクラッシックなビューです。ユーザ権限に応じて、関心のあるさまざまな領域に関するダッシュボードとレポートを表示できます。事前構成済みダッシュボードを選択したり、ダッシュボードをインポートしたり、独自のカスタム ダッシュボードを作成することができます。
- 構成:このビューは、NetWitness Suiteのデータ ソースと入力データを構成する、脅威インテリジェンス(コンテンツ)担当者が使用します。脅威インテリジェンス担当者は、このビューを使用してLiveコンテンツをダウンロードおよび管理します。インシデントとESAルールを作成および管理することもできます。
10.6では、[Live]、[インシデント]>[構成]、[アラート]>[構成]に相当します。 - 管理:このビューは、アプリケーション全体のセットアップと管理を行うシステム管理者が使用します。
NetWitness Suiteのメイン ビューのいずれかをデフォルト ビューとして選択できます。メイン ビューに加え、NetWitness Suiteには定義済みのダッシュボードがあり、実行するタスクに応じて[監視]ビューで選択できます。
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デフォルト ダッシュボード
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Identity Dashboard
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Operations - Logs Dashboard
- Operations - Network Dashboard
- Overview Dashboard
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Threat - Indicators Dashboard
- Threat - Intrusion Dashboard
次の表では、一般的なSOCのロールと、SOCのロールに応じてユーザ環境設定でホーム ページとして選択できるビューを示します。複数のロールが割り当てられている場合は、NetWitness Suiteにログインした時に表示するのに最も適切だと思うビューを選択します。
デフォルト ビューの設定
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([対応]ビューと一部の[調査]ビュー)メイン メニュー バーで
を選択します。
[ユーザ環境設定]ダイアログに、現在の環境設定が表示されます。 - [デフォルト ホーム ページ]フィールドで、NetWitness Suiteにログインしたときに表示するデフォルト ビューを選択します。前述の表を使用して、SOCのロールに基づく選択を行います。たとえば、インシデント対応者の場合は[対応]を選択し、脅威ハンターの場合は、[調査]を選択します。
環境設定はすぐに反映されます。デフォルトのホーム ページはいつでも変更できます。その他の環境設定については、「ユーザ環境設定」を参照してください。 - 正しいデフォルト ビューを表示できることを確認するには、[サイン アウト]をクリックしてログアウトし、それから再度NetWitness Suiteにログインします。
ユーザの構成に関する基本的なトラブルシューティングのヒント
次の表では、NetWitness Suiteのユーザの構成に役立つ可能性がある基本的なトラブルシューティングのヒントを提供します。
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