シンプルまたは複雑なレポートを作成して、レポートをスケジュール設定することで実行に関するプロパティを構成できます。レポートには、複数のルールを含めることができ、同じレポートを実行する別の時間範囲をスケジュール設定することができます。たとえば、ユーザの要件に応じてレポートを毎日、毎週、毎月実行するようにスケジュール設定できます。
レポートを実行すると、レポート結果はReporting Engineに格納されます。
レポートの生成後、次の操作を実行できます。
注:レポートの対応では、キャンセル操作はサポートされていません。
グループまたはサブグループにレポートを作成するには、次の手順に従います。
注:テキストの入力はオプションです。ユーザ定義のヘッダーまたはコンテンツを表示する場合にのみ、このオプションが必要になることがあります。
デフォルト フォルダにグループを作成したり、レポート グループの下にサブグループを追加したりするには、次の手順を実行します。
注:Warehouseレポートをスケジュール設定する場合、サポートされているタスク スケジューラを使用し、スケジュール設定されているジョブに対してクラスタの特定のリソースを割り当てることができます。サポートされているタスク スケジューラの詳細については、「Warehouseレポートのタスク スケジューラ」を参照してください。
レポートをスケジュール設定するには、次の手順を実行します。
注:レポートに対するアクセス パーミッションを別のユーザに与える場合は、レポート グループ、レポートで使用されているルール、ルール グループに対するパーミッションも与える必要があります。そうしない場合、エラー メッセージが表示されます。
注:データ ソースが表示されていない場合は、そのデータ ソースに対する読み取り権限セットがあることを確認します。これはNWDB、Respond、Warehouseデータ ソースに対応しています。詳細については、「Reporting Engine構成ガイド」の「データ ソースの権限の構成」を参照してください。
注:[エクスプローラ]ページでReporting Engineに対して指定したすべてのキューまたはプールがリストに表示されます。[エクスプローラ]ページでプールまたはキューが構成されていない場合、このドロップダウンは無効になり、ジョブはキュー名またはプール名なしでクラスターに送信されます。
注:レポートのスケジュールに構成されているプールまたはキューがクラスタから削除された場合、Capacity Schedulerでキュー名は未定義のままになります。ただし、Fair Schedulerでは、プロパティmapred.fairscheduler.allow.undeclared.poolを使用して、指定されているプール名が作成されます。
注:レポートのスケジュール時に、[過去]オプションを選択した場合、または[範囲(特定/汎用)]オプションで時間範囲の終了時間が現在の時間に非常に近い場合、データ ソース内の集計データが返されていることを確認する必要があります。データ ソースの集計に遅延が発生している場合、終了時間を選択するときに遅延を考慮する必要があります。そうでないと、レポートでその時間範囲内の未集計データが返されません。
変数を使用してレポートを生成する方法については、「レポートのパラメータ機能作成での変数の使用」を参照してください。
注:ロゴを指定しない場合、デフォルトのRSAロゴが使用されます。
レポートを作成してレポートのスケジュール設定を行うと、次のタスクのいずれかを実行できます。
例
[レポートのスケジュール設定]ビューでレポートのスケジュール設定を行った場合、デフォルトでは、[過去]オプションの結果が、ユーザによって指定されたタイム ゾーンで表示されます。次の例では、[過去]オプションに、絶対時間または相対時間に基づく[時間]、[日]、[週]、[月]、[年]を選択した場合の結果を具体的に紹介します。
注:デフォルトでは、相対期間のチェックボックスはオフです。この場合、[過去]オプションの結果が絶対時間に基づいて表示されます。
レポート スケジュールの出力からリストを生成できます。リストを生成するためのレポートのスケジュール設定をする前に、NetWitness Suiteでリストが作成されていることを確認します。
[レポートのビルド]ビューからリストを生成するには、次の手順を実行します。
変数を使用して、RSA NetWitness Suite Reportingモジュールでレポートを作成します。レポートのパラメータ機能により、ルール定義を変更しなくても実行時に値を動的に指定し、特定の値に基づいて結果を表示できます。レポートでパラメータ機能を使用するには、クエリーまたはルールで変数を使用します。ルールの追加の詳細については、「ルールの構成」を参照してください。実行時に、変数の値を入力するか、リストから値を選択できます。
変数を指定する構文は次のとおりです。
説明 | サポートされる構文の例 |
---|---|
変数の前に 変数を中括弧で囲みます。 |
|
変数を定義する構文は、NetWitness DB、IPDB、Warehouse DBの各データ ソースで共通です。スケジュール設定時に変数に値を代入するときには、'<value>'
。
このセクションでは、変数を使用できる例をいくつか示します。
特定の宛先の国のソースIPアドレスの表示
次に示すのは、特定の宛先の国(country.dst)が含まれるソースおよび宛先IPアドレス(ip.srcおよびip.dst)を表示するNetWitness DBルールの例です。ここでは、宛先の国の名前が、${local_country}
という変数で定義されています。
実行時に、この変数に値を入力するよう求められます。次の図は、local_Country
変数への値の入力を示しています。United Statesという値を入力すると、宛先の国(country.dst)に「United States」という値を含むデータのソースおよび宛先IPアドレス(ip.srcおよびip.dst)がすべて表示されます。
前述のルールを使用して、レポートをスケジュール設定できます。 2種類のレポートをスケジュールできます。
動的変数を使用したレポート
動的変数を使用すると、レポートをスケジュール設定するときに、ルールに定義された変数の値を指定できます。
動的変数を使用してレポートをスケジュール設定するには、次の手順を実行します。
[監視]>[レポート]を選択します。
[管理]タブが表示されます。
[レポート]をクリックします。
[レポート]ビューが表示されます。
[スケジュール]をクリックします。
[レポートのスケジュール設定]ビューのタブが表示されます。
[データ ソース]フィールドで、データ ソースを選択します。
注:データ ソースが表示されない場合は、そのデータ ソースに対する読み取り権限があることを確認します。これはNWDBおよびWarehouseデータ ソースに対応しています。詳細については、「Reporting Engine構成ガイド」の「データ ソースの権限の構成」を参照してください。
(オプション)レポートがプールまたはキューで実行されるようにスケジュール設定するには、[Warehouseリソース プール]ドロップダウンから、クラスタで使用できるプールまたはキューを選択します。このドロップダウンは、Warehouse DBレポートを選択した場合のみ使用できます。
注:[エクスプローラ]ページでReporting Engineに対して指定したすべてのキューまたはプールがリストに表示されます。[エクスプローラ]ページでプールまたはキューが構成されていない場合、このドロップダウンは無効になり、ジョブはキュー名またはプール名なしでクラスターに送信されます。
注:レポートのスケジュールに構成されているプールまたはキューがクラスタから削除された場合、Capacity Schedulerでキュー名は未定義のままになります。ただし、Fair Schedulerでは、プロパティmapred.fairscheduler.allow.undeclared.pool
を使用して、指定されているプール名が作成されます。
[実行]フィールドから、実行スケジュールのタイプを選択します ([即時]、[毎時]など)。実行スケジュールのタイプによって、次のいずれかを実行します。
実行スケジュールに[指定日時]または[毎月]を選択した場合は、表示された各フィールドで日付の値を指定する必要があります。
実行スケジュールに[毎時]を選択した場合は、[分]フィールドに分を指定する必要があります。
実行スケジュールに[毎日]を選択した場合は、[時刻]フィールドに時刻を入力する必要があります。
実行スケジュールに[毎週]を選択した場合は、[曜日]フィールドに値を入力し、曜日を選択する必要があります。
注:レポートのスケジュール時に、[過去]オプションを選択した場合、または[範囲(特定/汎用)]オプションで終了時間を現在の時間に非常に近い時間に設定した場合、データ ソースから集計データを取得できることを確認してください。データ ソースでの集計が遅延する場合は、遅延を考慮した終了時間を選択する必要があります。そうでないと、レポートにはその時間範囲の未集計データが含まれません。
次のいずれかを実行します。
[スケジュール]をクリックします。
レポートがスケジュールに従って実行され、構成済みの出力アクションに従って結果が通知されます。
ソースIPアドレスに対応するすべての宛先IPアドレスの表示
次に示すのは、特定のソースIPからのすべての宛先IPアドレスを表示するWarehouseルールの例です。ソースIPアドレスip_src
は、変数${IP_Address}
として定義されています。
実行時に、ソースIPアドレスを入力するよう求められます。次の図は、IP_Address
変数を示しています。この変数に、有効なソースIPアドレスを入力できます。指定されたソースIPに対応するすべての宛先IPアドレスが表示されます。
変数と値のリストとの関連づけ
変数はリストに関連づけることができます。たとえば、Local_Country
というリストを作成し、すべての国名を値として入力できます。Local_Country
リストは、変数Local_Country
の値として選択できます。スケジュール実行時にはLocal_Country
リストのデータが読み込まれ、表示結果に反映されます。
反復レポート
反復レポートは、リストの値ごとにレポートを生成します。
反復レポートをスケジュール設定するには、次の手順を実行します。
[監視]>[レポート]を選択します。
[管理]タブが表示されます。
[レポート]をクリックします。
[レポート]ビューが表示されます。
[スケジュール]をクリックします。
[レポートのスケジュール設定]ビューのタブが表示されます。
[データ ソース]フィールドで、データ ソースを選択します。
注:データ ソースが表示されない場合は、そのデータ ソースに対する読み取り権限があることを確認します。これはNWDBおよびWarehouseデータ ソースに対応しています。詳細については、「Reporting Engine構成ガイド」の「データ ソースの権限の構成」を参照してください。
(オプション)レポートがプールまたはキューで実行されるようにスケジュール設定するには、[Warehouseリソース プール]ドロップダウンから、クラスタで使用できるプールまたはキューを選択します。このドロップダウンは、Warehouse DBレポートを選択した場合のみ使用できます。
注:[エクスプローラ]ページでReporting Engineに対して指定したすべてのキューまたはプールがリストに表示されます。[エクスプローラ]ページでプールまたはキューが構成されていない場合、このドロップダウンは無効になり、ジョブはキュー名またはプール名なしでクラスターに送信されます。
注:レポートのスケジュールに構成されているプールまたはキューがクラスタから削除された場合、Capacity Schedulerでキュー名は未定義のままになります。ただし、Fair Schedulerでは、プロパティmapred.fairscheduler.allow.undeclared.pool
を使用して、指定されているプール名が作成されます。
[実行]フィールドから、実行スケジュールのタイプを選択します ([即時]、[毎時]など)。実行スケジュールのタイプによって、次のいずれかを実行します。
実行スケジュールに[指定日時]または[毎月]を選択した場合は、表示された各フィールドで日付の値を指定する必要があります。
実行スケジュールに[毎時]を選択した場合は、[分]フィールドに分を指定する必要があります。
実行スケジュールに[毎日]を選択した場合は、[時刻]フィールドに時刻を入力する必要があります。
実行スケジュールに[毎週]を選択した場合は、[曜日]フィールドに値を入力し、曜日を選択する必要があります。
注:レポートのスケジュール時に、[過去]オプションを選択した場合、または[範囲(特定/汎用)]オプションで終了時間を現在の時間に非常に近い時間に設定した場合、データ ソースから集計データを取得できることを確認してください。データ ソースでの集計が遅延する場合は、遅延を考慮した終了時間を選択する必要があります。そうでないと、レポートにはその時間範囲の未集計データが含まれません。
[変数]フィールドで、次の操作を実行します。
反復レポートを実行するには、[反復レポート]チェックボックスをオンにします。
レポートを反復するリストを選択するには、をクリックします。
[リストの選択]ウィンドウが表示されます。
リストを選択し、[選択]をクリックします。
選択したリスト アイテムが[リストで反復]フィールドに追加されます。
選択したリストの値を適用する変数を選択します。
[スケジュール]をクリックします。
レポートがスケジュールに従って実行され、構成済みの出力アクションに従って結果が通知されます。
次の図は、反復レポートの結果を示しています。
ルールを使用してレポートを作成できます。ルールを使用してレポートを作成する場合、この単一のルールを使用してデフォルトのレポートが作成されます。また、レポートを編集してルールを追加することもできます。
ルールを使用してレポートを作成するには、次のステップを実行します。
注:カスタム ルールを使ってレポートを作成できます。ルールのビューに「面」または「円」を選択すると、X-軸とY-軸の入力のためにポップアップ ウィンドウが表示されます。デフォルトでは、最初のメタのみはX-軸で選択できます。