このトピックでは、コマンド ラインを使用してWarehouseクラスタ内の仮想IPアドレスを編集および削除する方法について説明します。この手順はオプションです。Warehouseクラスタ内で仮想IPアドレスを変更する必要がある場合に実行されます。
前提条件
クラスタ内のすべてのWarehouseアプライアンスのMACアドレスをメモしておきます。アプライアンスのMACアドレスを表示するために、アプライアンス上で次のコマンドを使用します。
ifconfig <interface> | grep HWaddr
ここで、<interface>
はネットワーク インタフェースです。
また、追加するWarehouseアプライアンスのMACアドレスも書き留めます。
手順
仮想IPグループでWarehouseアプライアンスを追加および削除するには、editコマンドを実行します。このコマンドは、入力したMACアドレスのみによってすべてのMACアドレスが置換される点を除き、addコマンドと同じです。
プライマリWarehouseアプライアンスで仮想IPアドレスを追加または削除する方法
- rootユーザーとしてプライマリ アプライアンスにログオンします。
-
仮想IPアドレスを編集します。次のコマンドを実行します。
maprcli virtualip edit -virtualip <VIP_address> -netmask <netmask> -macs <mac_node1> <mac_node2> <mac_node3> ……< mac_node n>
各項目の意味は次のとおりです。
<VIP_address>
は、プライマリWarehouseアプライアンスの仮想IPアドレスです。<netmask>
は、プライマリWarehouseアプライアンスのネットマスク アドレスです。<mac_node1>
は、Warehouseクラスターの最初のノードのMACアドレスです。<mac_node2>
は、Warehouseクラスターの2番目のノードのMACアドレスです。
たとえば、プライマリWarehouseのIPアドレスが
192.168.100.10
であり、ノード1のMACアドレスが01:Z1:1X:00:20:Y1,
、ノード2のMACアドレスが32:Y2:4Z:40:10:X3,
の場合に、MACアドレスが20:Y2:4Z:20:10:X3
であるノード3を追加するには、次のコマンドを入力します。maprcli virtualip edit -virtualip 192.168.100.10 -netmask <netmask> -macs 01:Z1:1X:00:20:Y1 32:Y2:4Z:40:10:X3 20:Y2:4Z:20:10:X3
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仮想IPアドレスを確認します。次のコマンドを実行します。
maprcli virtualip list
プライマリWarehouseアプライアンス グループの仮想IPアドレスを完全に削除する方法
次のコマンドを実行します。
maprcli virtualip remove -virtualip 192.168.100.10